だめおとな日記

日常のこと。好きな音楽のこと。よかったこと、だめだったこと。ぜんぶ書いていきます。

もしも心が透明ならば。

誰も泣かずに済んだのに。

 

CIVILIAN「言わなきゃいけない事」の歌詞の一節です。

 

この曲は、年末にリリースされたCIVILIAN名義での初のフルアルバム「eve」に収録されています。

 

はっとすることの多い曲たちの詰まったアルバムでした。

年末年始は、本当にこのアルバムばかり聴いていました。

 

言って欲しい言葉たちがあふれていました。

言いたい言葉たちがあふれていました。

 

そうやって考えると、やはり自己表現できること、特に歌にできることっていうのは個人的にはとても羨ましい。

作曲における産みの苦しみや、各地に飛び回るキャンペーンなどの音楽以外のプロモーション活動における素人では計り知れぬ苦労はきっとあるはずですが。

 

彼らには改名の変遷があり、現バンド名CIVILIANの前はLyu:Lyuというバンド名でした。

(たしか、Lyu:Lyuの前にも別のバンド名があったような…)

 

僕は、Lyu:Lyu→CIVILIANの順番で、彼らの楽曲に触れました。

 

↑↑↑のような書き方をしたのは、改名前後で、彼らの音楽に明らかな変化があるからです。特に歌詞。

 

Lyu:Lyu時代の曲は一言で言えば、暗い。

 

自身でもコメントされていましたが、世界観において、ヴォーカルであるコヤマ氏の自己の吐露がほぼ全てを占めていたように思います。

 

改名直前の楽曲「ディストーテッドアガペー」から、、、世界、視界と表現してもよいかもしれませんが、それらはぐっと広がりました。

 

Lyu:Lyu時代のライブDVDのなかで、ディストーテッドアガペーのイントロで、コヤマ氏はこう発言しました。

 

生まれて初めて、あなた達のために書いた曲です、と。

 

ここからはごくごく個人的な解釈になりますが、

 

それでも、一貫しているのは、

テーマが「生きること」であるということ。

 

Lyu:Lyu時代は、生きる、生きたい、でも生きたくない、の狭間を右往左往していたのが、

 

CIVILIANの楽曲は、生きることを前提に、どう生きるか、生きることにどう向き合っていくかにフォーカスが当てられているように思います。

 

意識が中から外に向いたイメージ。そんな気がします。あくまでも個人的な解釈なので、悪しからず。

 

こう感じられたのは、Lyu:Lyuに触れた後に、CIVILIANに触れたことがとても大きいです。

 

CIVILIANからでもLyu:Lyuからでもいいから、両方の時代の楽曲を聞いてみてほしいです。

生きることに迷っている人には、響く楽曲がきっとあると思います。

 

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ここのところ、気持ちは上を向いている気がします。テンションが上がることも前に比べて多くなった。

 

それでもきっと落ちる日はくる。

でも、そんなことの繰り返しなんでしょうね。

 

自分で自分を満たさなきゃ。