だめおとな日記

日常のこと。好きな音楽のこと。よかったこと、だめだったこと。ぜんぶ書いていきます。

近況。

半年以上、ここに書くのをサボり、

 

その間にもいろんなことがあり、心が追いつけずに居た日々をやっとこさ少し乗り越えられるかもしれない、と思って、また駄文を綴る。

 

去る4月末、1年2ヶ月お付き合いした彼女とお別れをした。

 

別れは向こうから切り出され、有無を言わせない状況だった。

 

その2週間ほど前から様子がおかしい、とは思ってはいたけれど、会えなかった。

 

そう、昨今、世間を賑わせている「新型コロナウイルス」の感染を懸念してだ。

 

その子の職業が保育士さんであったため、何かあってはいけないと会うのを3月末から控えていた。

 

会えなくても、2人で楽しめるゲームアプリをやったりしながら、

 

また会えたら思い切り抱きしめよう、などと考えていた矢先だった。

 

約3ヶ月が経過し、僕なりに思うこと。

 

彼女も僕も寂しかったんだと思う。

僕は、彼女が「僕以外の誰でも良かったのかな」と思うし、

 

僕も多分そうだったんだと思う。

 

いや、それでもだ。

過ごした時間は嘘ではないし、本当に楽しい時間だった。それは胸を張って言える。

 

だからこそ、だからこそ。

未だ思い出は消えず胸の中に残り続けている。

 

とある友人が言った。

「失恋で残る感情は、呪縛みたいなもんですよ」

まさしくその通りだな、と思った。

 

2人で行ったスーパーで、

隣にいた彼女の笑顔を思い出して、涙がこぼれたこともあった。

他愛ないやり取りがどれだけ幸せだったか。

 

それでも

どんなに大切に思っても別れはきてしまった。

 

芯の強い子だった。

最後に会いたい、会えないならせめて声を聞きたい。と伝えても、

 

それは出来ない。の一点張りだった。

 

後日、僕の部屋に置いていた彼女の荷物が、彼女に渡していた合鍵と引き換えになくなった。

 

ここにあったはずの着替え、化粧落とし、いろんなもの。

 

そして思い出だけが残っていた。

 

自身を責めてはダメだと、友人から忠告されてはいたものの、そうはいかず、

ただ、ただ、未来を描けなかった自分を悔やみ続け、せめつづけることしかできなかった。

 

恥ずかしい話だが、はじめてまともに失恋をしたのだと思った。

初めて感じる痛みの中で、思い出を漁りながら、もう会えない事実だけを噛み締め、今日に至る。

 

 

日々は過ぎていく。

クソみたいな日常に色を添えてくれていた彼女は居なくなり、また僕はひとりになった。

 

「これでよかったんだ」と思える日は来るんだろうか。

 

分からないけれど、

彼女の幸せだけを心から願っている。

その気持ちだけは変わらない。