ALL I NEED、ハシヅメアキトという人。
大好きなヴォーカリストが何人かいます。
時々によって変わりますが、だいたい不動なのが、
SlipknoTコリィ・テイラー
lynch.葉月さん
そして、ALL I NEEDやHUSH、活動後期はacalliで活躍された橋都章人(ハシヅメアキト)さんです。
今回はアキトさんについて…。
ぶちまけるような、かと思えば繊細に歌い上げるヴォーカリゼイション。
心の内を晒すような歌詞、儚くも自信に溢れた言葉。
出会いはALL I NEEDのメジャーデビュー直後、現在は廃刊となってしまったViciousという音楽雑誌でした。
「怖い顔のヴォーカリストだなぁ…」が第一印象。その後、たまたま地上波テレビの番組で流れた「running over me」を聞いて、
「あ、あんまり好きじゃない」と思いましたw
当時、僕の嗜好といえば、PIERROTやJanne Da Arc、SIAM SHADE…わりとビジュアル系メインストリームの中にいるバンドを好んで聴いていましたし、
なんとなくアキトさんの声が当時、好きになれなかったのが本音です。
その後、時は経ち、ALL I NEEDは解散をします。愛読していた音楽雑誌でその情報は得ていたし、間髪入れずアキトさんの結成したHUSHも知ってはいたものの、まだ音源を手に取るには至らず。
そして、二十歳頃(だったはず…)、地元のCDショップの閉店セールでたまたま見つけたALL I NEEDのアルバム、「想像の彼方」か「sigh」かは忘れましたが、購入。
あの時、あまり好きじゃなかったけど、今聴いたらかっこいいって思うかもしれない。
そんな想いのもと、何気なく買ったCDに、見事にぶち抜かれるわけです。
そこから、HUSHの音源を買いあさり、beauty maniacs→acalliに至ってはリアルタイムで活動を追うこともできました。
ALL I NEEDのラストアルバム「face and back unity」は、地元のCDショップ、通販共に当時自分が持っていた手段では、手に入れることができず、
なかば諦め気味で、愛知県にいる友達に「見つけたら買っといてー」なんて、声をかけていたら、
翌年くらいに、「見つけたけどどうする?」と連絡があり、狂喜乱舞したのをおぼえてます。
随分前に流行したSNS「mixi」では、アキトさんの日記を毎日のように読んでいたら、ご本人から友達申請が来て、数回メールでやり取りさせてもらいました。夜中二時過ぎのマイミク申請、これまた狂喜乱舞しましたw
beauty maniacsを経て、acalliへ。
beauty maniacsもacalliも、わりとメンバーチェンジの多いバンドでした。
acalliのメンバーがやっと固まったのかな?と思う頃に、アキトさんの体調不良により無期限活動休止。。。ショックでした。
最後の福岡ライブも、どうしても外せない用事が重なり、見ることは叶いませんでした。
しかし、本当に、
何年経っても色褪せないとはこのこと。ふとしたとき、なんとなーく聴きたくなるのです。
それと、
迷ったら、アキトさんの声を聴きます。
背中を押してもらえるような気がするから。
一番好きな曲なんて決められないけど、
衝動の光、naive、乱反射、a fuseなんかは、中でもよく聞いていたかも知れません。
現在は、音楽活動から退かれて、普通のお仕事をされている様子。Twitterでたまに呟かれています。
今朝、ふと社用車を運転していたら、ALL I NEEDの曲が頭に浮かびました。
僕はまた迷っているのかも知れません。帰ったら、今日はアキトさんに背中を押してもらおう。